舞台芸術にできる復興とは、防災とは何なのか。「ふりかえる」ための、創る・観る・体験するに分類される6つのプログラムでは、震災後、私たちひとりひとりが取り組んできたことを舞台芸術の視点から共有し合い、震災に対して私たちができることをあらためて問い直していきます。「はなす」シンポジウムでは、これから長く続く復興に向けて、防災という観点から何をするべきで、舞台芸術は一体何を担えるのかを、全員で考えていきます。
多様な視点から、多くの方々と、防災について、これからの未来について考える。そんな場から、現状を前へ「すすめる」ための具体的なアクションが見つかり、2015 年3 月の国連防災世界会議へ向けて、市民とアーティストが一体となった力強い取り組みが数多く生まれることを望みます。
阪神淡路大震災よりもうじき20年、東日本大震災からもうじき4年が過ぎようとしています。そのような中、私たちは「これから」をどのように歩んで行くのか。DIVEとARCTが共同で制作した、大阪を拠点に活動する作家、演出家と東北を拠点に活動する俳優陣によるリーディングパフォーマンスを通じて、「距離」と「時間」に焦点を置きながら、お互いの現状とこれからについての対話を行います。